★壁や柱を試験する時は床から130~150cmの高さの乾いている場所を選んでください。 |
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★コンクリート表面の組織が均一で、ジャンカや浮きおよび豆板、砂利、小石などが露出している場所を避けて、平滑な場所を選んでください。 |
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★出隅から3cm以上内側でコンクリートの厚みが10cm以上ある場所を選んでください。 |
【測定面の平滑化】 | カーボランダムストーン
※注)テストアンビル(精度検定器)ではありません |
★測定面は、鋼製型枠を使用したコンクリート表面と同じ程度が望ましい。 箒目や木製型枠を使用したコンクリート表面は、附属のカーボランダムストーンなどで平滑にする。 |
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【附着物の除去】 | |
★コンクリート表面上に仕上層や塗装等が施されている場合は、これを除去する。コンクリート表面を露出後、附属のカーボランダムストーンや電動グラインダー等で平滑にする | |
※平滑作業で発生したコンクリート表面上の粉末や付属物はウェス等で拭き取る |
★測定場所は20×20cm以上の平滑面 |
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★測定点は出隅から3cm以上内側の場所で各測定点間の距離は3cm以上離す。 |
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★測定場所決定後、測定個所シート(写真参照)などを使用して20点(土木学会、建築学会の指針)の測定点をマーキングする |
★測定者は、身体の中心でシュミットハンマーを保持し、コンクリート表面にマーキングした測定点を目安に、反動をつけづに、徐々に力を加え、ゆっくり打撃する。 |
※測定点の直上はチョーク等の影響を受けるので避けてください。 ※態勢の悪い場所では、測定に十分注意してください。 |
★コンクリート面に対して常に直角に打撃する。正確な測定をする上で非常に重要です。 |
※斜めに打撃すると、先端部分が飛び出し、非常に危険です。 ※例3のように片手で持たず、両手でしっかりと固定するように持ってください。 |
★一般的には、1カ所の測定場所における(20cm×20cm以上の範囲)20点の平均値を求める。 |
★その平均値より±20%を超える数値を異常値とみなして削除し、残りの測定値をもって評価する。 ※異常値の処理方法は、上記の方法以外にもあるので、所轄する組織の仕様書の支持に従ってください。 |
【含水状態補正表】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
★コンクリート表面の湿潤状態により、シュミットハンマーの反発度(R値)に影響がある。 |
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【打撃角度補正表】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
《備考》下記以外の角度に関しては、比例配分するか、どちらか近い方の補正値を使用してください。 |
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【材齢補正表(α)】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
★シュミットハンマーの反発度(R値)はコンクリートの硬度を表している。若材齢のコンクリートは低い反発度を示し、年数を経過したコンクリートは、炭酸化のため、高い反発度を示すことがある。 |
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【ドイツ規格 DIN1048 を参照】 |
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※表中にない材齢は比例配分。 |
【推定】 推定式に数値を代入し、圧縮強度を求める。 |
【材齢補正が必要な場合】 推定式で求めた圧縮強度×材齢補正係数(α) |
【SI単位への換算】 Kg/c㎡×0.098=N/m㎡ |
★日本材料学会式 |
Fc=13R-184 | ★東京都式 | Fc=10R-110 |
★日本建築学会式 |
Fc=7.3R+100 | ★芝武式 | Fc=14R-157 |
【単位はすべてKg/c㎡】 |
シュミットハンマーの全体の操作手順 | |
【SI単位への換算】 kg/c㎡×0.098=N/m㎡ |
資料提供:富士物産 |